6/22
久しぶりに自転車に乗った。
正確には、久しぶりにまとまった距離を走ったということだが。
実は我が家には、一般的な意味での自転車は1台もない。
トライアル用の自転車はあるが、これは移動は全く考えていない
競技用なので、ペダルをいくら漕いでも全然前に進まない。
はっきり言って20m先の酒屋に買い物に行く気にもならない代物である。
そんなわけで、ここ10年くらい全然縁がなかったわけだが
先日、燕沢のトレックフィールドまでバイクを引き取りに行く
という用事が出来たのだ。
これまでは、バスを乗り継いで行って、バイクに乗って帰って来るという
方法を採っていたのだが、これがまたバスのアクセスが悪く
距離の割にとてつもなく時間がかかる。
バスは結構好きなのだが、さすがに何とかならんものかと思いついたのが自転車。
我が家のあたりは、かなりアップダウンが激しくちょっと無理がありそうだが
会社のある泉中央から、バイクを預けてある燕沢までは
国道4号バイパスを使えば、勾配は僅かで、距離もせいぜい10キロくらいで
バイクぼけしている私でも何とかなりそうである。
早速、実家にいる弟に連絡を取りマウンテンバイクを貸してもらうことにした。
しばらく乗ってないし、チェーンが固着しているという話だったが
貸してもらうお礼に、それは入念に整備して返すことにする。
 翌日会社が終わったあと、出発。
走り出すと、意外に軽快なので「お、衰えてない!」などと喜んでいたが
単に下り坂だったらしく、上り始めるとやっぱり楽ではない。
それでも、山の上の高校に通い続けた貯金か、バイクで
運動しているせいか、体力も、息も切れることなく、予想外に快調である。
考えてみれば、高校生の頃、ほとんどすべての移動は自転車だったんだよね。
しばらく走っているうちに、ああ自転車ってこうだったんだといろいろ思い出した。
バイクも4輪と比べれば、空気に敏感になるが
自転車はその比ではないということも思い出した。
林の脇を抜ければ、さあっと空気が冷えるのが判るし
林の匂いがぷんぷん匂ってきて、思わず止まってくんくんしてしまった。
無理をせず汗をかかないペースで走っていた割には、30分もかからずお店に到着。
店長に「いやあ、結構楽しいですねえ」と話をしたら、マウンテンバイクを
貸してもらえることになった。
これを機に、通勤にも使って、遊びに行って...などと独りで盛り上がっていたのだが
買って来たっきり、かみさんにとられていた齋さんの「おとうさんのひとりごと」を
読み始めたら、自転車のことなんかが結構書かれていてなんか、いいタイミングである。
さて、まずは整備しないと......。

7/2
先日、団地の公園で4歳になる上の息子と遊んでいたときのことである。
他にも様々な年頃の子供達が遊ぶ中。
私は滑り台の傍らでバイクの整備をしていたのだが。
ごおおっと、凄い音がしたので見てみると
何と、息子が三輪車に乗って滑り台の上から猛スピードで降りて来るではないか。
たまげている親父をよそに、息子は満面の笑みを浮かべながら
砂場に無事着陸(?)周りの子供は大喜び。
そこで、我に返って「こらーっ、そんなことやっちゃいかーん!」
と怒ろうとしたのだが、なんだか笑っちゃってそれが出来ない。
必死に怖い顔になろうとするのだが、どうしても出来ない。
だって、恐ろしく楽しそうなんだもの。
そうこうしている内に、他の子達も乗り物を運び上げて同じ事をやり始めた。
流石に自由落下は怖いらしく、足でブレーキ掛けながら降りてきているが
スピードが上がってくるのは時間の問題だろう。
やっとの事で真顔を取り繕い「それは危ないからやめなさい」ということで
やめてもらったのだが。
正直怪我になる可能性は低いとは思ったのだけど、しくじると結構ひどい目に
遭いそうだったし。
家に帰ってカミさんに事の顛末を話すと
「なんでちゃんと怒らないの」と怒られた。
そうはいっても、普段自分が似たようなことやって遊んでいるのに
子供には駄目って言いづらいよなあ...


7/3

今日はものすごく久しぶりにYMOを聞いた。
仕事に行くとき、家のカセットテープ箱から適当につかみだした中に入っていたのだが
今聴いても、全く古さを感じさせず、むしろ新鮮なのが凄い。
実はこのテープは、近年になってから、CDを買った弟にダビングしてもらったものだ。
弟とは結構年が離れているのだが、YMOの音楽は彼にも多大な影響を与えたようだ。
そういえば数年前、東京に住む古い友人が、YMOが使用していた物と同じ型の
シンセサイザーを入手。
これが、いわゆるアナログシンセという奴で、たくさんあるつまみを調節して
音を決めるので、音が出来たら、何かにメモっておかないと判らなくなってしまいそうな
代物なのだが、YMOの曲で馴染みの音を何とか作って
「そう、これだよこれ」なんて言いながら懐かしいフレーズを弾いてみたりなんかして
これが結構楽しかった。
しかし、その友人も最近名古屋の方へ引っ越してしまいしばらく会っていなかったのだが
先日久々にメールが来て、高野山へ行ってみないかと誘われている。
うーん良くわかんないけど面白そうだ。
シンセの音もまた聞きたくなったし、涼しくなったら行ってみよう。

7/5
去年あたりから、最低でも週一回にはFJに乗るようにしている。
このバイク、でかい、重い、暑い、と日常生活ではあまり利便性がないため
油断していると、半年放置等ということになってしまう。
以前など、久しぶりにエンジンを掛けようとしたら
キャブのブリーザーからガソリンが文字通り滝のように吹き出てきて
止まらなくなったことがあった。
結局、キャブ内のガソリンが腐って、フロートバルブが固着していたのが
原因だったのだが、その時はなんとかかんとか4連キャブをばらして、復旧には成功した。
しかし、その数ヶ月後また同じ減少に見舞われ再度、OHする羽目に。
おかげで、キャブがらみの作業は速くなったが
乗るたびにこれではやってられないので、それよりは定期的に動かした方が
良かろうということで、週1を目標にしているというわけ。
キャブに限らず、フォークやブレーキなど動く部分は、放置しておくと
ろくな事にならないし、やっぱりバイクは乗ってやらないと。
 本当はこのバイク、長距離ツーリングの最終兵器として導入したのだが
なんて事だ!この数年、オフやトライアルばっかりで、ツーリングには
1度も使っていないではないか!
それじゃあ、ロングツーリングでも行ってみるかと思ったが
久々に乗るFJはトラ車ボケの体にはきつい、きつすぎる。
重いし(トラ車の3倍以上!)、運転に気は遣うし疲れることこの上ない。
とても長距離なんて無理無理、と思ったのだが、頻繁に乗り続けていると
段々と勘は戻ってくるもので、最近では長旅もどうにかなりそうな雰囲気である。
しかも、ここしばらくオフやトライアルで修行していたせいか
以前よりバイクをコントロールできるようになっている気がして
これがまた楽しいのである。
今のところ、たまに泉ヶ岳までひとっ走りというのが関の山だが
何とか今年中に1度は遠出したいものだ。
でも、ハイペースで走ったあとは息切れするんだよなぁ。
うーん何が問題なんだ...?

7/11

いやいや昨日の台風はだいぶ被害が出たようで大変でした。
その風雨の中、雨具フル装備でスクーターに乗ってトレックに行ったら
てんちょーに「楽しそうだな〜」と言われてしまいました。
ばれましたか、実際楽しかったんですが、それを見てそう思う方も変ですよねぇ。
こういう大荒れの日、出歩くのって結構楽しいんですが、何故なんでしょうか??
悪天候が全く苦にならなかった小学生の頃を思い出します。
小さい頃は、台風が来たりなったりすると、もうわくわくしちゃって
夜に雷なんか鳴った日には、AMラジオ持って布団に潜り込んで
いつまでも雷光をを眺めてたもんです。あれは本当にきれい。
まあ、今でも似たようなことやってはいるんですが。
割と平気なんですよ、雨。雨ならではの美しい景色という物もあるし。
だから、雨の日でもバイクで出かけてゆくし、雨に当たって突っ立っていても
苦にならない。もちろん、寒い時期にキャンプで服びしょぬれだったりしたら
私だってそりゃ、嫌になりますけど。
でも、よくよく周りを見ていると、雨や雪が平気な人は実は希有なんですね。
というか、人によっては雨に当たると死ぬと思ってる節がありますね(笑)
以前知り合いに「バイクはいいかも知れないけど、雨降ったら乗れないだろ」
と言われたことがありましたが、じゃあどんなに雨降っても毎日バイクで通勤したり
山行ったり、ツーリング行ったりしてる俺は何なの、と(笑)。
今では、これは特殊技能なんじゃないかと思ってます。
でも、これって訓練で何とかなるのかな?
私は、このおかげで随分人生が楽しく過ごせていると思うのですが。


9/16
最近苦しめられているのが、「害虫」
我が家ではベランダにプランターに置いてハーブなんぞを育てているのだが
最近、急速にセージが急速に丸坊主になり始めたため捜索開始。
芋虫のたぐいが犯人なのは判っているのだが、実はこれがやっかいで
大体は保護色をしている上、昼間は土に隠れているものもいて発見がとても難しい。
殺虫剤はなるべく使いたくないし、仮に使ったとしても
相手がどこにいるか判らないと有効打を与えることは難しく
どこにいても効くような薬使ったら、食えなくなっちゃうのよ、これが。
仕方ないので、肉眼で探して除去という方法になるのだが
これまた、探す相手の姿形が判らないとなかなか見つからない。
5分ほど探して、体調3センチ以上ある大物発見!
セージと全く同じ色で、枝の振りしてやがりました。
こんだけ大きければそりゃ葉っぱが無くなるわけだ、ということで
速攻ベランダの外へぽいっと追放。
だが食い跡からして、もっと小形の奴が他にも大勢いるだろうということで
もうしばらく探すと、今度は別タイプ発見。枝に糸で巣を作っていた。
もちろん速攻捨て。一度敵の姿が判ってしまえば、捜索の効率はぐんとアップする。
が、その後しばらく探してみたが見つからなかったので、彼らの活動時間である
夜に探してみることにする。
 そして夜。懐中電灯を手にベランダに出てみると、早速2センチくらいのを発見!
向こうも気づいて逃げようとしていたが、逃がすかーっ。
その後も3匹を追放して、とりあえず今晩のところは終了。
一体何匹いるんだろうな〜



9/17
 今、スカパー(スパーチャンネル)で放映している
サンダーバードのデジタルリマスター版にはまっている。
僕が初めてこの作品を見たのは幼稚園の時だが
今見ていてもその完成度の高さに感動してしまう。
製作は1964年というからもう40年近く昔の作品なのに
画質が良くなっても、あらが全く見えてこないと言うのは
全く凄いことである。
さらに最近になって詳しい設定を知るにつけ魅力倍増なのである。
詳しくはスーパーチャンネルのウェブサイトに特集が組まれているので
興味のある人は読んでみて欲しい。
 子供の頃、ちょっと知恵が付いて、疑問に思っていたことが
実は、ちゃーんと設定上の理由があったことも判ってきた。
たとえば、TB1は救助要請があると真っ先に現場に急行するが
いくら、後退翼でロケットみたいなカタチでも、飛行機である限り
そんなに極端には早く飛べないだろう、と思っていたのだが何と!
TB1は弾道飛行で目的地に向かう設定だったのだ!
従って、大気圏に再突入する都合上、計器飛行を前提にしているため
前方に窓はないし、機体はは空力摩擦による発熱に耐えうる設計。
TB2は翼面積が小さすぎやしないか?と思いきや
リフティングボディ(機体全体に翼としての機能を持たせる構造)だと
いうではないか!
今でこそ、リフティングボディという言葉も一般的になってるけれど
(スペースシャトルもそう)40年も前に、よくもまあこんな設定を
思いついたものだ。
ほかにも、エンジンや機体のメーカーもちゃんと設定されいていたり
(もちろんイギリスのメーカーね)
ひこーきおたくの目で、よ〜く見ると、TB1のデザインは
イギリスのライトニング戦闘機に似ているし
TB2もコメットなんかの英国旅客機デザインの香りが...。
この2機は垂直離着陸をするが、これまた並ならぬ情熱で
世界で初めてVTOLを実用化したイギリスの航空機メーカー
ホーカーシドレー社製という設定なのである。
10話でTB1がホバリングしながら車と並進するシーンがあるが
もうこれが、ハリアーを見ているみたいでかっこよさに涙が出そうでした。
 とまあマニアックなことを書いたが、そんなことよりも
今でもこの作品が一流の魅力を保ち続けているのは
「科学万能信仰への警鐘」という一貫したテーマを持っているからでは
なかろうか。
原発の事故やら、飛行機の墜落、テロリズム...
最近巷を騒がせているこれらの事件は、サンダーバードのなかで
すでに40年も前に訴えられていたのだから。

11/1

 この数週間で、バイクが壊れまくっている。
乗って壊したのはしょうがないとしても、突然前触れもなく
FJのクラッチマスターまで壊れたのには参った。
流石に10年過ぎると、あちこちガタがでてくる、
年末までに痛い出費が続きそうである。
毎年恒例で痛い出費の一つとなっているバッテリーだが今年は大丈夫...なはず。
バイクの台数が多いと、気を付けてるつもりでも、冬を越して春になると
どれかはお亡くなりになっているというパターンなのだが、今年は新型充電器を入手した。
先日からトレックフィールドで扱い始めたこれは、小形で、開放、密閉いずれにも対応で
自動制御、フロート充電の優れもの。しかも安い...。
大きさはまさにノートPCのACアダプタ並、というかそのものを作っている
メーカー製なのでそのまんまである。
前は安い充電器を使っていたので、電流計つないで数字見ながら抵抗(電球)噛ませて...
寝る前に充電始めたときなんかは、夜中にふと心配になって様子見に行ったりと
もうアホかと思えるような事をやっていた身としては、まさに天国。
便利な世の中になったものである。

12/15
携帯が新しくなったのである。
といっても、自分のものではなく会社支給品のバッテリが劣化してきたので
新しいのに交換になった、ということなのだが。
そもそも私は電話が嫌いだ。いつもつきまとっている携帯は便利さは承知した上で
もっと嫌いなのだ。
会社から持たされているから、仕方な〜く使っているのである。
さて今回届いた新型、さしたる想いもなく「ぱかっ」と開けた瞬間鮮やかなカラーの画面が!
おおっ!(笑)そう、いままでは白黒だったのよ。
うーん、操作のレスポンスもかなり良くなっているぞ。流石に3世代たつと進歩してるねぇ。
ふむふむ、機能も格段に増えてるし...何じゃ?iアプリって??
それにしてもマニュアル厚いな...。
電話は嫌いだが、技術系の悲しさで「メカとしては結構面白いじゃん!」
ということになってしまったのである。
が、いかんせん興味の無かった分野なので、自分でも信じられないくらい知識ゼロである。
あれこれいじり回してみて、着メロの音源が超絶的に進歩していることを発見。
そういえば、友達の携帯はみんないい音してたよなぁ、と今更ながらに納得。
よ〜し、俺も何か入れちゃおうっと、とiモードで着メロサイトに行ってみたが
何じゃこりゃぁ!!みんな有料じゃねえか!(笑)
PCでいろいろ当たってみるが基本的に著作権ものなので、有料が基本と言うことを知る。
ええぇ〜こんなのに金払ってらんね〜、っていうか会社のもんだし。
なんでぇ、つまんねーや、と放り出しそうになったが、ここで引き下がるのも悔しいので
いろいろ調べてみると、数は少ないが無料データーもあることが判った。
判ったが、いかんせん数が少なすぎて、ほとんど選択の余地はない。
私の欲しいマニアックなデータなど望むべくもない。
しかし...この着メロのデータファイルってテキストでしかも超小サイズ。
...はっ、これってもしかして自分で作れるんじゃないの?
っつーか、絶対そういうソフトがあるだろ〜....>検索>あった。
しかも、MIDI(音楽データフォーマットの一種)から変換できるじゃーん!!
MIDIなら手持ちのデータがたくさんあるし、ネット上にもたくさん転がっている。
我が家にはMIDIの音源を含む設備があるので(ほとんど使ってないが...)
自作も可能じゃないか!
ということで、突破口が開いてしまえば話は早い。
まあ、データのサイズに制限があるので、データを削ったり、編集したりと
いろいろ面倒はあったりするのだが、そういうことはもう10年前にMIDIを
始めたときにマスター済みだったりするので、大して苦にはならない。
こんなところで役に立つとは思わなかったが...。
おかげで、目論見通りの着メロが、続々と...。



2/27

先日数年ぶりにガソリンコンロを引っ張り出してみた。
四角いケースのオプティマス8R、最近ではあんまり見かけませんな。
かくいうワタシも、数年前にガスコンロを買ってから、すっかりお蔵入りになってました。
近場のキャンプや車移動になると、手軽さから言ってやはりガスコンロの勝ちなのである。
二人以上の時は七輪ばっかりである。
しかし、個人的には長期ツーリングとなるとやっぱり8Rの様な気がする。
バイクに乗っている限り燃料の心配はないし(赤ガスを使うなら)、あの故障などまずあり得ない
シンプルな構造は本当に頼りになる。(事実上消耗部品はなく、現地で全バラが可能な構造)
長期になればなるほど、ありがたみが判ります。
入手しやすくなったとはいえ、ボンベの心配をしながら旅をするのはやはり面倒なのだ。
旅の荷物は心配事も含めて軽い方がいい。
今年は、ツーリングに復活しようと企んでいるので、火を入れてみたわけだが
正直もう腐ってるんじゃないかという心配をよそに、機能的な問題は全くなし。
かみさんが留守だったので、息子達とベランダでカップスープを造って飲む。
上の子にとっても、このやかましいコンロは印象に残ったようで
後日かみさんに「おとうさんとガソリンコンロでスープ造ったんだ〜」と語っていたらしいが
そんな事情をしらないかみさんは(゚Д゚)ハァ?だったらしい。
 先日、これまた超久しぶりにアウトドア用品店に行ったら、まだちゃんと売ってました。
ホエーブスはまだ売ってるのかな?
学生寮にいた頃、部屋の中で友達のホエーブスが炎上して大変だったのが懐かしい...。

5/1

GS125帰還!
なんと、昨日GSがかえって参りました。というか警察に取りに行ったんだけど。
そう、2002元旦に何者かに拉致されて1年半。
とうにあきらめて廃車証もタイヤも捨て、残りのパーツも昨日段ボールにまとめて
捨てる準備をしていたところへの不意打ち。
警察に連絡を取る、といつ取りにこれるかということだったので
「すぐ行く」と返事をしたら驚かれた。
走行不能のバイクをすぐに持って帰れる人は珍しいんだろうなきっと。
ラダーを見て「もしかして山とか行かれるんですか?」と納得した様子。
さて、問題のバイクの状態だが...
外観上はタンク右側がべっこりへこんでいる以外は致命的な損傷はないようだ。
サイドカバーとミラーはなくなっていたが、まあいいでしょう。
タイヤはスパイクタイヤのまま。
願わくば、乗り回してた奴がこれですっ転んで痛い目にあっているといいんだが。
とりあえずタンクを開けてみるとラッキーなことに見える範囲には錆一つない。
ガソリンはっぽでカラカラに乾いている。
これはもしかして、キャブもカラカラだと助かっちゃうな〜と思いつつ。
ガソリンをいれてみる。お、オーバーフローはないようだな、いいぞいいぞー。
バッテリーは当然だめなのでブースターケーブルを取りにその場をはなれて
戻ってみると、う"っ、覚えのある臭い。
そう、お約束の腐れガソリンのの臭い。やっぱりオーバーフローしてました。
フロート室開けてみると...そうだよね...普通はこうなってるよね、の緑色の世界。
キャブは室内でOHすることにして、電装のチェック。
スクーターのバッテリーから電気をもらってチェックしてみると
灯火類は全てOK、セルも回る。火花も圧縮もOK。
ブレーキの固着もないし、フォークも錆無し。フォークブーツ恐るべし。
ということはまあキャブOHだけで何とか走りそうである。
持ち主であるかみさんにそのことを報告する。
「なんとかなりそうだよ」
「おおっ」
「元通り直すからさ」
「うんうん」
「直ったら乗る?」
「乗らない」
「...あ、そ」
この日はクリーナーのアンモニア臭の中キャブのOHを完了して
ビール飲んで寝た。

5/23
 実は10年ぶりに我が家の4輪が新しくなっている。
スズキエブリイ4WDターボである。4WDもターボも初めて...
大分前からバイクを乗せられる車が欲しかったのだが
稼働率などを考えるとハイエースクラスはちょっと...という感じだったのだ。
が、あるときシュガーさんの「軽でいいんじゃないの」という一言に目から鱗が落ちた。
白状すると、軽自動車という選択枝は全く頭の中になかったのである。
どうせ、バイク積んで出かけるときは一人だし、維持も安い...安すぎる。
今まで乗っていた1500の普通車と比べると、アホらしくなる。荷物も積めないし。
車種は、仲間内に同じ車を持っている人がいたのであっさり決定。安いし。
で、使い勝手だが、セローやコタを積む分には何の問題もない。
フォークをタイダウンで縮めて、ハンドルを寝かせてやれば基本的には積める。
床にはビニールシートを敷いて、タイダウンフックは
ナイロンのわっかベルトを前席のシートベースに通してやればOK。
荷室高は思ったより低い。荷室がフラットになった為だろう。
セローを積むときにはハンドルや、ガード類を緩めるのがめんどくさいので
スクーターのホイールに履き替える様にしている。多分これが一番楽。
それと、意外とやっかいなのが、セカンドシート。
畳んで一応フラットに近い形になるのだが、微妙に出っ張っておりバイクを積むときに結構フロントが引っかかるのだ。
ここでエンジンをかけて無理に押すとラダーレールが飛んでいくという最悪の事態になる。(1回やった)
バンタイプはかなりフラットになるのだが(セカンドシートのクッションが薄い)
うちのはワゴンなので仕方ない。
それとスクータータイヤを使う場合、タイヤ幅が狭いため、走っているうちに
左右のセカンドシートの間にタイヤがめり込んだことがあった。
こうなると絶対人力では外せず、仕方なく車載のジャッキを使いました。
まあ、こういった段差、隙間関係は板一枚引けば解決です。
走った感じは、意外と走るという印象で、バイク積んでも、空荷の時とあんまり
変わりません。音は、エンジンが運転席下なのでちょっとうるさいかも。
流石に車重が1tくらいあるだけあって、元気良くスタートするには
それなりに回してやる必要がありますが、普通に走る分には問題無しです。
軽1boxのデメリットを感じるのは、横風に弱いことくらいでしょうか。
車内は広いし、子供乗せるのは楽だし、運転しやすいし機能的には前の車よりいいことずくめです。
そしてしばらく使って見て思ったことは
「ああ、4輪というよりはこれってバイクの延長かも」
私には軽の方が性に合ってるみたいです。




つづく

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