DIOセッティングの歴史(2002/8/3現在)

問題点 対策 結果
初期状態
エンジン周りは
ボアアップのみの改造
MJノーマル#75
PJ#38(ノーマル#35)
ニードルクリップ1番下
プラグは9番
(ノーマルは6番)
...がこの辺のデータは
いじってる最中に徐々に
判明した物で
はじめはほとんど
正体不明...
フロントが浮くほど
加速は凄い
ノッキング非常に多い
圧縮比の高さが原因と
考えヘッドガスケット
1枚追加
多少低減
パワーは若干ダウン
アクセル開け始めで
ぼこつく
多少ましに
中速域での変速が遅く
回転が上がりすぎ
加速がもたつく
ウェイトローラーを
9.0×6から9.5×6へ
変更
変速タイミングを早めた
変速がスムーズになり
加速のフィーリングが
良くなった
加速性能自体はダウン
相変わらずノッキング
多い

プラグも焼けすぎ
思い切ってベース2枚
ヘッドガスケット3枚に
変更
ノッキングは無くなった
が加速が悪くなった。
音も静か
最高速は変わりなし
ウェイトローラーの
セッティングの必要が
感じられるほど
パワーダウン
パワーダウンしすぎ ベース2枚
ヘッドガスケット2枚に
変更
ノッキングほとんどなし
加速はノーマルの
レベル
MJがノーマル(#75)
であることが判明
ということは
ノッキングや、燃焼温度
が高いはそのせいか?
MJを#75から
#80に変更
アクセル開け始めの
ぼこつきがひどくなった
全回転域に渡り濃く
まったりしたフィーリング
加速は悪化
ノッキングはなし
アクセル開け始めの
ぼこつきがひどくなった
エアスクリューを1/2
開け、スロー域を薄く
してみた。
アクセル開け始めの
ぼこつきが劇的に軽減
多少は残っている
全回転域に渡り濃く
まったりしたフィーリング
加速が悪化
ニードルクリップ
1番下から2段上げ
3/5
中間域を薄い方向へ
アクセル開け始め
のぼこつきは完全解消
全体にまだ濃い感じ
加速はやや良
ラフにアクセル開けると
一瞬失速する
濃い ニードルクリップ
1番上へ
中間域を薄い方向へ
アクセル開度1/2位で
凄いノッキング
その後抱きつき(爆)
アクセル開度中間付近
で薄すぎたようだ(鬱)
抱きつき発生
40キロ程度で
アクセルを戻しはじめた
ところでノッキングが
急激に増加して
エンジン停止
しばらくおいたら
キックは降りるように
なったので
ニードルクリップ
1番下へ
とりあえず普通に走る
ようにはなったが
やはり濃いようで
アクセルをラフに
操作すると一瞬
もたつく
全体にレスポンスが
悪いが安全を考え
しばらくこのセッティング
で行くことにする。
シリンダを開けてチェックを行った結果
 ・シリンダには焼き付いた痕跡が3本あったが、顕著な傷はなし
 ・ピストンスカート部に焼き付きによる傷が3カ所
  目視ではヘッド、リング周りにダメージは認められなかった。
出足(開け始め)で
もたつく
(ぼこつくほどではない)
ニードルクリップを
1段ずつ上げて
様子を見たが...
5/3段でも解消せず。
ノーマル(#35)だと
思いこんでいたPJが
#38であることを発見
ノーマルに交換
アクセル開け始めの
問題は完全解決
出足は速くなったが
依然として中高速域
でのもたつきはひどい
...というか
際だってしまった...
中高速でのもたつき MJが濃すぎるものと
判断。#78あたりが
欲しい...仕方なく
ノーマル#75に戻す
焼き付き前の状態に
戻すことにするが
ベースガスケットは
1枚に、ヘッドは3枚に
変更。

抱き付きの件で
ちょっと学習したので
ニードルクリップは
一番下にして様子を見る
イイ!!
レスポンスも良く
そこそこ速くて
ノッキングも激減
試しにクリップ1段
下げてみたが
アクセルの戻し具合に
よってビミョーに
ノッキングが出るので
戻すが。
やっぱりノッキングは
でる
アクセルの戻し具合に
よってビミョーに
ノッキングが出る
長時間全開走行すると
エンジン音がキンキンした
音に変わる
やはり、ノーマルMJ
では薄いか?
#78を入手、交換
レスポンスや
パワー感は
やや悪くなった
というか、いままでが
薄かっただけかも。
上り坂で全開長時間
走行してみたが
エンジン音に変化は
出なくなり、加速が悪く
ななる現象がでた。
オーバーヒートか
駆動系の熱だれかは
不明だが、安全な
セッティングには
なったようだ
やっぱりアクセルの
戻し具合によって
ビミョーにノッキングが出る
息つき発生

メインジェット
#78でも濃いようだ
ノッキング変化無し
結局ノーマル#75
に戻す
ハイオク入れてみる
パワー的には1番
出ている。
結局、
キャブセッティングでの
ノッキング回避は断念
ハイオクにより
ノッキングは注意して
いないと判らない
レベルまで減少。
スタートダッシュが
もうちょと欲しい
出来心で
WR9.0×6に戻してみた
回りすぎるばっかりで
あんまり速くならず
精神衛生上悪いので
元に戻す
ノッキングは以前と比べれば随分減ったが、相変わらずエンジンが
過熱してくると、音が大きくなってくる。
これまでの経過から、キャブのジェッティングではだめだということは
判ったのだが、いろいろ考えていたところ...
もしかして、濃い薄い以前に混合気量そのものが不足しているのでは?
私は専門家じゃないので、全然外れかも知れないが
単位行程あたりのガソリン量が問題だとしたら、吸入空気量を増やしてやれば
今より、エンジンに食わせるガソリンを増やしてやることが出来るはず。
そこで、やってみましたエアクリーナ加工。
方法は、エアクリーナボックス内部にあるノーマルのダクトとほぼ同じ大きさの
ダクトをもう一本追加してやるというもの。ただ穴開けるだけだと
うるさそうだし、水とか吸いそうだしーなので。
あと、あんまり吸気抵抗下げても、出口(マフラー)ノーマルだし。
結果...
セッティングの結果メインジェットは今までのノーマル#75から#80。
#78だと、全開時にちょっと回りすぎのきらいがあるので安全を見て#80。
今までが薄めで使っていたせいか、若干軽快感は失われた感じもするが
高速域で伸びるし、体感的には全般にトルクフルになりました。
そして、問題のノッキングは、かなり改善。
と、思っていたら、全然改善してませんでした(爆)
相変わらず、アクセルの戻し加減で結構なノッキングが出ます。
もういい加減目をつむりたくなりますが、一度間違いなくこれが原因で
焼き付いているのでそうもいきません。
何かヒントはないかと、ネット上を彷徨い歩いていると
おおっ!全く同じ現象に見舞われ、解決した人がいるでわないか!
これによると、パイロットスクリューの開けすぎが原因だという。
確かにうちのDIOは出だしのぼこつきを、スクリューを開けることで解消
しているため、2回転戻し付近で調整してある。
早速スクリューを1回転戻しに絞って試してみると、スタート時にぼこつきは
出てしまうものの、ノッキングは見事に収まっている。
ガソリンをレギュラーにしてもOK。
後知惠ではあるが、条件によってはスロー系が中高回転域にも影響を
及ぼしていたということなのだろう。
その情報が掲載されていた「改造さんいらっしゃぁ〜い」管理人の
はたけ氏にメールを出してみたところ、どうもスクーターのスロー系は
簡素化されており、ボアアップやチャンバーには対応しきれない
ところが出てきてしまう、ということらしい。
あ〜そんなこと聞いちゃうとキャブも換えたくなっちゃうよなあ〜(笑)
その後、念入りにテスト走行を繰り返してみたが、エンジンがヒートしても
問題はないことを確認。
結局泥沼にはまった挙げ句、全然間違った方向に進んでいたという
かっこわるい落ちが付いたが、ま、結果オーライということで。(^・^)
開け始めの問題は、現在付いているPJ#38を#35に変更して見ようと思う。
 それと、話は変わるが、エアクリーナボックス加工後、燃費の向上が見られた
いままで、何をやっても頑として21〜23Km/Lをキープしていた燃費が
改造後、いきなり26Km/Lという新記録を叩き出した。たかが数キロだが
過去20回以上の計測で一度も出ていない数字が出たのは画期的だ。
速くて、燃費が良ければ、文句無し。今後の推移を見守りたい。
ハイギア組みました NEW
フロントフォークセッティング

中古なので何ともいえないが、今付いているライブの金フォーク
結構堅いのである。
ブレーキを握ってストロークさせても、スコスコとは動かない。
ダンピングは利いているので危ない思いはしないが、乗り心地はかなり悪い。
平らな道ならいいが、実際の道路はスクーターのような小径ホイールで
走ってみるとかなりでこぼこなのだ。
せっかくのちゃんとした(?)テレスコタイプのフォークなのにストロークを
有効に使わないのはもったいない!
ということでオイル交換ついでに、お手軽に油面変更してみました。
バラスのは、私はセローで何度もやっていたので簡単にできましたが
初めての人はちょっと大変かも。
構造は、インナーチューブ内にキャップを押し込んで、Cリングで留めてあります。
特別な工具は必要なく、ゴムキャップを外して
適当なT字レンチでキャップを押し込みつつ
先のとがったモノでCリングを取り外すだけです。言うはやすしなのだが。
キャップが取れたら、フォークを立てて、そうっとスプリングを抜きます。
このとき、フォークオイルの油面のデータがなかったので
定規で測っておきます。
油面測定はフォークを一番縮めた状態で。数字は忘れた(汗
後は、フォークを逆さにして何回かストロークさせて放置。
オイルが抜けるのを待ちます。
このフォーク、ほとんど走ってなかったのかオイルは綺麗なもんでした。
オイルが抜けたら、新しいオイルを入れます。
ちょうど手元に余っていた広高のフォークオイル使用。
入れたら何回もしつこくストロークさせて
泡が抜けるまで放置してから油面の調整です。
変化が判りやすいように、油面は一気に20mm下げて設定。
後は元通り組むだけです。
ブレーキ握ってストロークさせた感じは...
うん、ちゃんとストロークするようになってます。
実際に走った見ても、ごつごつ感がなく、かなり乗り心地が良くなりました。
底付きすることもありません。
雪道や凍結路でもコントロールしやすくなりました。
リアサスのスプリングももうちっと柔らかいといいんだが...。