GSリア回りメンテナンス


先日ホイールベアリングのガタをチェックしたところ
リア回りにガタを発見。
まだ走行2万kmとはいえ、もう車歴も20年なんで
さもありなんと思ったのだが、実はスイングーアームピボットであることが判明
わずかなガタだったものの、放っておけば酷くなるのは目に見えてるし
チェーンやスプロケも寿命なんで、まとめてやっつけることにした。








まずは、ホイールを外して、ハブダンパー交換。
見た目は新品と変わりないが、ハブに取り付けてみると
ゆるゆるのカチカチです。




次は、リアスプロケ交換。
あんまり減ってない気もするが...



お次は問題の、スイングアームピボット。
ベアリングではなく、カラーとブッシュで構成されています
写真は新品のカラー
樹脂製です。



これは新旧のブッシュ。
古いブッシュは錆が浮いて段付き摩耗してます。





ブッシュは引っ張れば抜けてきますが
カラーはスイングアームに圧入されており
そのままでは叩いても、プライヤーでこじっても、抜けません。




しょーがないので、バーナーで軽く炙って、やこぐ(柔らかく)します。
そこでウォータポンププライヤーで、フランジの部分を掴んで回してやると...




モリッとフランジがもげます(^^;)
後は、適当な棒か何かでひっぱったいていれば、抜けてきます。
フランジが取れてしまえば、外から内側に向かって打ち抜けるので
実は作業が楽だったりします。
(内側から外に向けて、叩くのは結構大変)
奥に見えるのが、カラーが抜けた状態です。


後は、新品のフランジを圧入してやります
気休め程度にスイングアーム側を炙ってから
カラーを打ち込みます。
最後まで打ち込むと、叩く音が変わりマスです。
で、グリスを塗り込んで、ブッシュを差し込みますが
この写真は実は間違いでして





ホントは、ブッシュにオイルシールを取り付けてから
カラーに差し込みます。
オイルシールは、ブッシュとのクリアランスがキチキチで。
ホントにはいるのか?コレ?と悩みますが諦めずにやってると
ちゃんと入りますのでご安心を
シールは裏表があるので、画像を参考にしてください。
実は以前にここをオーバーホールした時に、このシールが
カナーリ適当にねじれまくった状態で取り付けられており
その状態で硬化していたので、外しちゃってました。(^^;)
御陰で、すっかりグリスが抜け、錆びてました...






最後にダストカバーを元通り取り付けて完了。






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